犬のリード・カラー種類と選び方

2010/12/10 00:43 | カテゴリー: いぬ | 2件のコメント
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リード(引き綱)とカラー(首輪)それにハーネス(胴輪)….基本の物だけに意外と奥深さが理解されずに、デザイン先行で購入されたり、イメージで購入されて、実は犬や人に合っていないリードで散歩が苦痛になっている人も多い。また、リードやカラーの選び方や種類に関して、纏めている文献が日本語ではあまりに見当たらないので、ちょっと自分の持てる知識で書いてみようと思う。ちなみに、画像とリンクのほとんどはamazonのアフィになっている。

リードの種類
スタンダードリード
スタンダードリード 犬を飼う人なら必ず一本は必ず持っているであろう50cm~180cm前後の革、ナイロンテープ、ロープなどで作られ端に持ち手のループがあり、もう一方の端に カラーに繋ぐナスカンがついた基本的なもの。犬に合った、太さ(幅)、強度、長さ、そして正しい持ち方であれば非常に使いやすい物なのだが、知らない人も多く使いにくいと判断されがちでもある。また、アイディア次第で、後述するマルチファンクションリードに匹敵する使い方も出来るので、非常に汎用性の高いリードであるのだがあまり知られていない。選択のポイントとしては、犬をヒールの状態(横につけた状態)で、反対の手で持ち手を持ち、犬がついている側の手を下げた状態でリードの中ほどを持って、犬のカラーが引っ張られない状態の長さが適当な長さで、ナイロンテープや革の平紐の場合は、大型犬で20mm幅以上~40mm程度、中型犬で15mm~25mm幅、小型犬で10mm~15mm程度あり、ナスカンの形状が簡単に外れない形状の物を選ぶとよい。

トレーニングリード
トレーニングリード このリードは、屋外でトレーニングする際に使用するリードで、5m前後から長い物で30m前後まである。どのように利用するかというと、屋外の広い場所で、オイデやモッテコイ等のような飼い主との距離を必要とするが放せない場所でのトレーニングを行う時に使う。ただし、このリードはそれほど強度がある物ではないので、繋留用としての使用や散歩用には適さない。なので、常時庭に繋いで使用する。といったような使用は出来ない物として考えた方がよい。公園などで繋いでトレーニングや遊びに使う際は周囲との兼ね合いを良く見た上で使用し、周囲の人や自分がこのリードで脚を引っかけて転ばされたりしないよう注意が必要である。また、水中で使用すると犬の身体に巻きついて溺れさせてしまう事があるので使用場所やシーンは良く考えて使用する必要がある。

フレキシブル・リトラクタブルリード
フレキシブルリード 所謂、伸縮性リードと言われて販売されているリードである。このリードの利便性は伸び縮みする。その一点に尽きるが、逆に最大の欠点でもある。一つはきちんとロックしておかないと、万一犬が走りだしたり、飛び出したりした際に制御が出来ない事を指すので、交通事故や他犬との咬傷事故、歩行者や自転車にリードを巻きこみ怪我をさせる等、様々な危険をはらんでいる。二つ目は使用する際に、自分の犬が徹底的なヒール(ツケ)が出来ており、絶対に他の犬や、自転車、人などに走らないと保証できる場合のみに使用するのが相応しい。また、リードの紐自体が細いので、いざ伸びている状態の時に掴んで引き戻す事が出来ない(無理してやると手を摩擦火傷する)ので、このリードを使うのは、やはりトレーニングリードとしての使い方が一番正しく、散歩用のリードとして使用するのは避けた方が良いだろう。選択のポイントとしては、ロック機構にホールド機能がある事、犬の体重に合ったものを選択する事だろう。過去に大型犬用でも引っ張りの強い子が一気に飛び出していって衝撃で分解してしまった物を見た事があるので、突発的な引っ張り強度に充分耐えられる物の購入をお勧めする。

マルチファンクションリード

3WAY マルチリード スタンダードリードを基本として、トラフィックコントロール用の持ち手をつけた製品や、また写真のようにリードの途中にD環やバックルをつけて、リードの持ち手部分につけたナスカンやバックルで、長さの調整や、一時繋留用ループを作ったりなど、スタンダードリードにいくつかの機能を追加してマルチに利用できるようにしたリードである。初めてリードを買う人には、是非お勧めしたいリードで、最も使い勝手の良いリードだと思う。また、価格も手頃な物が多く、最近はホームセンターなどでも、比較的置いてある商品も増えてきているので、入手性も良く、デザイン性の高い物も多くなってきており、認知度も高くなってきている。特に大型犬や中型犬などの両手でリードを保持出来た方がよい場合などには非常に心強いリードだろう。選択のポイントはスタンダードリードに準ずるが、金属製のナスカン/D環と比較してプラスチックバックルの物は軽いが、経年劣化しやすい点に注意する事、写真は3wayだが使い方の機能がたくさんある方がいざという時に便利であるが、多すぎても重くなるので、自分の使用シーンに合った物を買う事。

特殊リード

この他に、リードとチョークカラーが一体になったブリティッシュスタイルスリップリードや、チョークカラーでなくハーフチョークカラー(マーティンゲールカラー)になっているマーティンゲールリードなどの強い引っ張りや首輪抜けをしてしまう子向けなリードや、多頭曳き用のカップラーリード、ショーへ出展する際に使用されるショーリード、アジリティ競技や大型犬、超大型犬向けのハンドルリードカニクロス用リードなど、他にも用途に合わせた様々なリードがある。

イングリッシュマンズループ・ノットでリードに持ち手を付けた 以上、日本で手に入るであろう様々なリードと選び方を紹介してみた。ここで、多くの方が使用しているであろうスタンダードリードのちょっとしたアイディアな使い方を紹介してみようと思う。左の写真のようにスタンダードリードのナスカン側から2,30cmの場所にループ結びやフリー・ノット、イングリッシュマンズループ・ノットなどで輪を作ってやるか、エイトノットで把持用のコブを作ってみた太いリードであれば右の写真のようにエイト・ノットで結び目のコブを作ったり、そこに登山用のザイルでフリクションヒッチで輪をつけてやると、多少リードは短くなるが即席でトラフィックコントロール用持ち手付きのリードが出来る。また、首輪抜けをしてしまいそうな時に引っ張りたい時に、スタンダードリードなら持ち手にリードの途中からを通して輪を作って犬の首にかけてやれば即席のチョークリードとして使う事も出来る。このようにして、上手なリードの選び方と使い方が出来れば、例えば、ある程度の軽い力で大型犬の強い引っ張りにも耐える事が出来るので、引っ張りの矯正のみをしっかり行えば、いざという時に引き摺られたりせずに済む。

次に、カラーの説明をしてみよう。

スタンダードカラー
アーガイルカラー ほとんどの、犬がつけている首輪の代表的な物ではないだろうか、一昔前だと、ベルトバックルタイプの皮革製の物でベルト穴分でしか長さ調整が出来ず、上手く合わない子だと、首輪抜けの原因等になってしまう物も多かったようだが、最近は、ナイロン製でmm単位で調整できるプラ製バックルを採用した物が中心となってきているようだ。ただし、一部のサイトハウンドのような咽頭や気管支までが薄い犬種や、短頭種等には20mm程度の巾の細い首輪では、引っ張った時などに頸椎や咽頭を傷めたり、首輪が抜けてしまうなどの弊害があるので、幅広の物なども出ているので、そういったカラーを利用すると良いだろう。なお、プラスティックバックルは強い引っ張りに耐えられず外れてしまうような物もあるので、良く確かめて購入する事をお勧めする。また、どのカラーにも言える事なのだが、カラーをつけると、特に長毛種はどうしても毛切れの問題が出てきてしまう。これは仕方ないと諦めるか、玄関や窓を開けても出て行かないように躾けておいて普段は外しておくか、または毛切れ防止のパッドがついたカラーを探すしかない。選択のポイントとしては、犬の頭と首の境目の部分をメジャーで測り、その長さに1~1.5cmプラスした長さの物を選ぶと、比較的首輪抜けしない径で留める事が出来るようだ。また特に長毛種の場合は毛の上から計測するのでなく、毛をかき分けて出来るだけ地肌にぴったり沿うように計測しないと、やはり微妙に緩くなり首輪抜けの原因になる。ただし、強い引っ張りをするようなタイプの子や、首輪抜けの癖がある子には、僕は、後述するチョークカラーやマーティンゲールカラーを提案したい。

チョークカラー
チェーンカラー

躾用、訓練用、調教用等々様々な呼ばれ方をしており、一部のトレーナー等からは、悪の権化として呼びならわされているカラーの代表選手であるが、それもある部分では正しく、ある部分では間違っている。確かに、首が締まる事で、犬に嫌回避性の条件を教え込むのに使われ、間違った使い方をされると酷い場合は気道を傷めたり、頸椎を傷めてしまう事があり、使用の仕方を知らないまま使ってしまう事によっておこる虐待が横行したり、チョークチェーンカラーの仲間にピンチチョークチェーンカラーと言って、カラーの内側にスパイクがついた物などがあるために、イメージ先行で、忌避されていたりするが、正しい使い方であれば犬にとっては、カラーフリーの状態で、引っ張ったりしなければ非常に快適な物だったりする。また、使い方も一瞬引いて緩めると言った使い方で、締めあげるのではなくチェックする(鎖であれば鎖の引き上がる音で気を向かせる)使い方をする。なので引っ張り癖の矯正用として使うというよりは、コマンドに付加したクリッカー的使い方をするのが本来の使用方法。実用性を考慮しないのであれば、ステンレスやチタン製チェーン以外に、皮革製品やナイロンで出来たデザインの良い物や、ナイロン製だと途中で止まるリミテッドスリップタイプの物もある。選択のポイントとしては、犬の顎の下から頭頂部にかけての頭が通る最大の場所を計った長さの物を購入する。これ以下だと頭が通らず使えず、これ以上だと引きしろが長くなりすぎて、チェックが入りにくくなってしまうからだ。また、チェーンカラーの場合、毛色の明るい子には金属粉が付着し首の周囲の毛が黒くなってしまうことがあるので、洗えば落ちるが考慮したほうが良いだろう。

マーティンゲールカラー
アーガイルハーフチョークカラー日本国内ではハーフチョークカラー等と呼ばれているが、海外ではマーティンゲールスタイルカラーの呼称が一般的。左の写真のように、咽頭側に来る部分がナイロンや皮革で出来ており、チョークの締まる範囲が最大でも上のループのチェーンが引き上がる部分までなので、犬に優しいチョークチェーンとして登場して以来、多くの人から支持されているカラーでもある。また、チョークチェーンカラーと違い、一般的なカラーに見える事から、チェーンカラーの犬=凶暴な犬という先入観を抱かせにくいという利点もある。僕個人としては、チェーンカラーやハーフチョークカラーをチョーカーのようにファッション感覚で使っている人達の方が圧倒的に多いのになー。なんて思ったり…。選択のポイントとしては、ハンドメイドの一点モノは別として、長さの調整が出来る物が多いので、頭を通るサイズが最大サイズを超えないものを選び、首まで落としこんでから、リードで軽く引いた状態でチェーンが数cm残るぐらいに調整して使えるサイズの物を選ぶと良いだろう。また、チェーン部分も咽頭側と同じ素材で出来たマーティンゲールカラーも存在しているので、金属粉が目立つので敬遠している方でも選択しやすく、初めてスタンダードカラーからの乗り換えにも適したカラーであるが、やはり、これも調整をきちんとせずに緩いまま使用すると首輪抜けの原因になったり、締めあげたまま保持してしまうような使い方をすれば、犬の健康を害するので正しい知識と使い方を覚える必要がある。

ヘッドカラー
ジェントルリーダー日本国内ではジェントルリーダーという名称で販売されている。このカラーは、犬が鼻が下がって下を向くと前に進めなくなるという身体的特徴を利用したカラーである。首輪と、八の字にマズルの上に、もう一本カラーを通し、リードを繋ぐと、犬が引っ張ると鼻が下がり頭が下がるので前に進めなくなり引っ張れないという代物だ。なかなか面白いアイディアだ。どうしても強い引っ張りの条件が付いてしまった犬の矯正や、力の弱い人が手早くコントロールしたい時にはうってつけのアイテムなのであろう。ただし、マズルが短い短口吻のブルドッグ等には向かないので、後述のハルターハーネスまたはイージーウォークハーネスと呼ばれる物の利用を考えると良いだろう。あと、このカラーを使う欠点として、どうしてもマズルガード(口輪)を連想させるためか、凶暴な犬と見られてしまう事が多く、特に大型犬であればあるほど、無碍な言葉をかけられてしまう事がある。さて、選択のポイントだが、この製品は、使い方や装着方法がかなり特殊なので、誤った使い方をすると、犬の健康を害したり、散歩中に抜けてしまうなどの事故が起きてしまうので、日本語DVDが付いている物を購入するのが一番手軽で良いだろう。英語が解れば装着DVDや取説の付いた物でも問題は無いが…。正しく使えれば効果が非常に高いので上げさせてもらった。

さて、そんなこんなで、一通りカラーの説明はしたが、やはりファッションやデザイン的な部分は日本国内の通販サイトなんか見てても突出している。本当に海外の通販サイトは、ただの単色ナイロンテープや、良いとこクライミングロープで作ったようなのや、ただの平打ちの革紐などしか 見当たらないのを見ていると、日本のペット市場ってのは凄いんだなぁ。と改めて思う。1500円前後のカラーでも充分な強度と良いデザインの物が手に入るのだから素晴らしい。また数千円出す覚悟があれば、電池とLEDを仕込んだ光るカラーや、スワロフスキーやジルコニアを配した高級カラーなんてものまである…。そりゃ、ハリウッド女優が、日本にペット用品の買い出しに来るはずだわwと、話が逸れた、次はハーネスか…。

ハーネス
アーガイルハーネス良く、引っ張りが酷く首輪じゃ可哀想なので、という理由でハーネスにしてしまう人がいるが、正直に言うと僕は、余程頸椎が細いとか、身体が小さく骨が細い、老齢で首輪の引きに耐えられないなどの理由が無い限りハーネスを使用しての散歩は薦めない。なぜかというと、犬にとっては、まさしくハーネスというのは繋がれた先の物を「曳く」という仕事に適した場所である背中、それも体重の2/3の荷重がかかっている前脚の交差点という引っ張り支持点として最良の場所にリードをつける事になるせいで、引っ張り癖を誘発しやすいだけでなく、引っ張った時に容易に人間が制御できないのだ。それにもかかわらず、引っ張りを正しく制御する前に、きっとこっちの方が楽だろうと、最大の間違いで安価なハーネスを買ってしまう人が後を絶たない。先述の通り、首輪抜けやハーネス抜けをしてしまう子なら、チョークカラーと首輪の併用でダブルリードが望ましいと思うんだけどねぇ…。まぁとりあえず、そんな訳で、これとフレキシブルリードの併用で手がつけられない散歩している人が多い愚痴になってしまった。選ぶポイントは、装着がワンタッチででき、ぴったりと身体に沿って調整できる物を買い、出来るだけぴったりの状態で装着する事。

セイフティ/シートベルトハーネス
アイリスオーヤマセイフティハーネスなぜ、あれだけハーネスをボロクソ書いといてハーネスの項目を作ったかというと、このためが主だったりする。ハーネスにも一つだけ構造によってはとても良いシーンがある。それはカーシートベルトとしての役割である。胸当てが付き首が締まる構造でなく、シートベルトが通せたり装着できるハーネスが、最近たくさん出てきている。海外製品ではかなり昔からあって、良い物がたくさんあったり、きちんと事故時の強度実験等を行い保証があるものまである。これを推す理由としては、小型犬はケージやバリケンに入れて移動できるが、大型犬は、ほとんどの場合、バリケンが車に乗らない事が多く、意外と車内を自由にしていて万一の事故の際、車外に放り出されたり、急停車などで脚をシートの間などに落として捻挫をするなど細い事故があるのだ。そして、車内を自由にできるという事は運転席にも行けるという事で、運転中は大変危険であるので、このように安全に配慮されたハーネスとシートベルトへ接続しておくというのは、とても良い事だと思う。また、もう一つの安全策の意味として、シートベルトに接続されている事によって、目的地に着いて興奮状態で制御できていないのにドアを開けてしまい飛び出してしまう事等を防ぐことにも一役買っている。選択のポイントとしては、シートベルトのベルト通しか、シートベルトプレートの付いたリードがあり、胸当てやベルト、縫製がしっかりしている物を選択し、これこそ苦しいだろうからちょっと緩くてもなんて言わずに、きちんとぴったり装着できるサイズの物を選択するべきだろう。

イージーウォークハーネス
イージーウォークハーネス先述のとおり、ヘッドカラー程仰々しくなく、装着も簡単で引っ張り癖を直すのに使えるハーネスである。ただし、やはりこれもきちんとした正しい使い方をしていないと、別の条件が強化されてしまい、別の問題行動へ繋げてしまったりするので、やはり正しい使い方が日本語で記載されている正規品を購入するのが良いだろう。それでも全ての犬種に向くと言う訳でなく、やはり体型が特異な犬種の一部の個体では使えない事があるので、良く確認して購入すると良いだろう。また、当然のことだが、こういった道具だけで引っ張り癖が解消される訳ではないので、その辺りをきちんと理解して、常々の散歩の躾の入れ方や飼い主の態度などを充分に振りかえって、直す事を犬にばかり求めず、人間が直すべき部分は直していく必要がある。あくまでも道具は犬を変える為にあるのではなく、人間が変わって犬と良い関係を築くための手段の一つでしか無い事は肝に銘じておくべきである。その手段の一つとして、本当に引っ張り癖に悩まされ、日々の散歩が苦痛でどうにもならない。と言った人には、良い選択肢の一つだろう。

ハーネスも、目的が適えば非常に良い物である。この他にも最近だと、老犬介護のための、前肢、後肢をサポートして持ちあげる事が出来る介護用ハーネスなど、用途や目的が明確なハーネスが出てきているので、今後は、あまり目的の無いハーネスよりも、上記のようなハーネスが増えて行く方向なのだろう。

最後に、全ての物に共通する事なのだが、素材の選択の話をしようと思う、今の所日本国内に出回っているリード・カラー・ハーネスのほとんどが、皮革、綿麻、ナイロンの3つだろう。この3種の素材で縫製がしっかりしている物であれば、どれを選んでもあまり変わらないと思う。ただし、個人的な意見を言わせてもらえば、革製の物は避けた方が良いと思う。なぜならば皮革製品は水と酸性に弱い。どういう事かというと日本は雨が多く、犬は泥が大好きだ。リードを泥水に引き摺って歩く事もあるだろうし雨の日も散歩に行く、そうなると必然的に日頃のお手入れが大変になる。雨ざらしにしておくと雑菌が繁殖し酷く臭うようになるしカビが発生するし、かと言って天日に干すと革は乾燥に弱いので、ひび割れて強度が落ちる。なので、個人的には、ばんばん洗濯機に突っ込んでガラガラ回せるナイロンのリードやカラーをお勧めする。また、当然の事だが、最低でも年に一回は良く点検して、縫製のほつれやプラ部分の強度の低下、ヒビや割れ等を確認して欲しい。

さて、纏めとしてここまで紹介してきた物をうまく組み合わせて、きちんとヒールを覚えさせれば散歩が苦痛になるといった事は無くなると思う。以前、近所にも同じ間違いをしている黒ラブのメスを飼っている奥さんに、リードだけでも変えなさい。とアドバイスした時、たまたまゴールデンを飼っている別の奥さんが、ウチの使ってみなーとマルチファンクションリードを貸したところ、あまりに楽になって驚いていた。そしてゴールデンの奥さんは、10mm革紐リードを使って「これで引っ張られたら私なら無理だわ」と納得していた。それを見て、これほど道具が豊富にあるのに正しい道具の使い方や選び方が纏まっていないのはおかしいと思うようになり、纏めて書いてみる事にした。長々と乱筆を重ねたが最後まで御精読頂いた事を、ここに感謝する。なによりも犬のために参考になればと思う。

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  1. 素材について。革は適度な弾力性があって犬にも人の手にもやさしい。
    自分はほとんど革リード以外使ったことがありません。
    良品は高価だし確かに汚れやすいが、手入れをすればきれいに長く

    使えます。
    あと、山やっていたころ日本の土壌は酸性で靴に泥がついたままだ

    と早く傷む
    とよく言われていたけど、実際は酸よりアルカリに弱いようです。
    汚れを落とすにはドイツ製の油と酢の混ざったものを使っています

    が、
    染めた色も幾分落ちるけれど汚れはよく落とせます。
    そのあとレザーコンディショナーやスノーシールで適度な油脂分を

    与えて
    柔軟性とある程度の防水性を保ちます。
    手入れは大した手間もなく、よく靴 (濡れた草地を犬と歩くためのレ

    ッドウィング製の半長靴) と
    サドル (ブルックスイングランド) とリード (1.5mと3m) を一緒に手

    入れします。

    革以外のリードも試したことがありますが、革に慣れた者には使え

    た代物じゃありません。
    特に散歩中行き先や臭い嗅ぎについて自己主張したり、小動物を見

    てダッシュするような犬だと。

    バックルも無段階調節の出来るものは往々にして緩んだままにされており、
    首輪抜けハーネス抜けの原因になるので自分は「一般には」
    二千年以上前から使われている尾錠式のものが良いと思います。

    • ブルックスやレッドウィングが出てきた時点で皮革製品にとても愛着をお持ちなのが良く解ります。とりあえず、先述のとおり僕の個人的な意見ですから、革製が良いという人がいても、なんら不思議でも問題があるものでもないですよ。私も、先代の子の時は革リードが最高(なによりゴールデンに革の細いリード&カラーってかっこいいんですよ)と思っていたんですが、最近のナイロン製リードやカラーは中々良い物が出てきているのと、もう一つは書きませんでしたが、粗悪な某国製革リードが増え、染料が犬の被毛についてしまったり、少しの雨で服等に色移りしてしまう物があるのと、貴殿も御指摘のとおり「手入れをすれば」という部分が初めて購入する人にとっては、手入れの方法も記載されておらず、最初の革が硬いうちの慣らし期間が必要だったり、と敷居が高く、買ってきてポンとそのまま使え、汚れたら洗える、ほぼメンテナンスフリーでランニングコストもイニシャルコストも低く、なにより抜群の機能性があるナイロン製と比較すると、中々軍配が上がり難い事は事実です。それでも、皮革製品独特の手触りや曳いた時の感触、物を大事にして拘りが見える、といった部分は、到底ナイロンには勝てる要素が少ない物ではあります。なので、今回のターゲットに関しては、そういった拘りがある人向けでは無く、普段リードやカラー等という物に無頓着で、引き綱と首輪だろう?なんの違いがあるんだ?という人に、こんなに違いがあるものですよ。という事で書いています。むしろ、もし皮革製リードやカラーが良いと主張をされるのならば「簡単で初心者にもとっつきやすい手入れ方法」や「使い易い皮革リード・カラー」等を詳細に御自分のブログなどで公開されると、みんなが少しだけ幸せになれるかもしれません。


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